算数の先取り学習

2020年前半に、図形の先取り学習を行ったことで、

長男(小4)が角度・面積など、塾での課題に、

自信を持って取り組めるようになりました。

2020年後半は、算数の他の分野についても、

先取り学習を進めていきます。

ただし、なるべく、時間を取らないようにするために、

以下の点に留意しました。

・テキストには、少数の良問で構成されているものを選択

・朝食や夕食の時間に、ホワイトボードに問題を書き、(なるべく頭の中で)解く

 

使用するテキストは、以下です。

 (1) 熊野孝哉の「場合の数」入試で差がつく51題

 (2) 熊野孝哉の詳しいメモで理解する「文章題」基礎固めの75題

 (3) 熊野孝哉の「図形」入試で差がつく50題

 

それぞれ、一通り解き終えたら、テキストの問題の数字を変えて、

確認テストを実施します。

一冊につき、約1か月をかけて、取り組んでいきます。

 

 

2020年前半の取組

2020年前半は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、

小学校が、3月~6月の約3か月間休校となるなど、

子供にとって大変な事態となりました。

特に、仲のよいクラスの友達と遊べなくなった長男には、

寂しい期間だったようです。

 一方で、家庭教育には時間を取れる状況となりましたので、

算数の先取り学習を取り入れました。

長男(4月から小4)、長女(4月から小2)、母親には、

以下の課題に取組んでもらいました。

 1.  図形パズル (寝る前15分, ~3月)

 2.  図形の先取り学習 (寝る前30分, 3月~)

 3.  思考力を問う問題 (毎日1ページ)

 

1.  図形パズル

3月までは、寝る前の15分間を使って、 以下の課題やテキストに、

取り組んでもらいました。

 (1) ペントミノ(インターネットで問題を見つけてきた100題)

    (2) 天才脳ドリル

          「空間把握」の上級編

 

2.  図形の先取り学習

 3月からは、時間を30分間にして、図形分野の先取り学習を始めました。

使用した主なテキストは、以下の通りです。 

   (1) 小学4年生までに身につけたい「平面の図形センス」

   (2) 小学4年生までに身につけたい「立体の図形センス」

   (3) いっきに極める算数(小学3~6年の図形と面積・体積)

 

 

3.  思考力を問う問題

 毎日1問の課題については、以下のテキストを使いました。

 (1) 天才くらぶチャレペー(数)

    (2) 天才くらぶチャレペー(かたち)

    (3) 天才くらぶチャレペー(考える)

    (4) キッズBEE過去問集(2020年度版)

 

 

  コロナ禍の休校で、子供たちにとって一番の収穫は、

図形の先取り学習ではなく、近所の子供たちと仲良くなれたことでした。

 

2019年の取組

 長男が小学3年生になった2019年の6月から、

家庭での教育を本格的にスタートしました。

学校や塾の宿題、習い事、遊びなど、

子供たちも、いろいろと忙しいので、

なるべく空き時間を利用するように心がけました。

取り組んでもらったのは、主に以下の3つです。

 

1.  図形パズル (寝る前15分)

2.  思考力問題  (毎日一問)

3.  暗算トレーニング  (電車・バス・散歩などの移動時間。朝食・夕食の時間。)

 

 

1. 図形パズル

 私が先生となり、生徒は長男(小3)、長女(小1)、母親の3人です。

毎日、寝る前の15分を使って、

3人で競い合いながら、課題に取り組んでもらいました。

母親が一緒に課題に取り組むことで、

子供たちも俄然、やる気になりました。

目標は、簡単な計算や、図形の移動・回転などを、

頭の中だけでできるようにすることです。

しかし、実際に手を動かして作業した経験がないと、

いきなり頭の中だけでやるのは難しいようなので、

作業系の課題も取り入れました。

   テキストには、以下のリストに挙げたものを、主に使用しました。

(1) ピグマリオン能力育成問題集

  「折り紙展開」「鏡絵」「折り重なり図形」「積み木の問題」「量と重さ」

(2) なぞぺーシリーズ

  「図形なぞぺー」「空間なぞぺー」「算数脳パズルなぞぺー①②③」

(3) きらめき思考力パズル

  小1~3「図形センス」の入門編と特訓編

       小2~4「図形センス」の入門編と特訓編

(4) 天才脳ドリル

  「空間把握」の中級編  

(5) 天才ドリル点描写

  「立体図形が得意になる点描写」

  「立体図形が得意になる点描写(神童レベル)」

(6) メンタルローテーション"回転脳を鍛える" (池谷祐二)

 

 

2.  思考力問題

 11月からは、1日1問ずつ思考力を問う問題を解くことを始めました。

目標は、「考える」ことを習慣化して、楽しめるようになることです。

夜寝る前に、問題のコピーを1枚渡して、

次の日の夜までに、暇な時間を見つけて解いてもらいます。

「問題を記憶しておいて、暇なときに、頭の中だけで解くように」

と言っておきましたが、実践するのは、なかなか難しかったようで、

ぎりぎりの時間になって、慌てて解くことが多かったです。

テキストには、以下のリストに挙げたものを使用しました。

 (1) 天才くらぶチャレペー(総合)

 (2) 天才くらぶチャレペー(数) 

 

 

 

3.  暗算トレーニン

長男には上記とは別に、電車・バスなどの移動、近くの公園を散歩中、

朝食・夕食などの、時間を使って、

私と一緒に暗算のトレーニングをしてもらいました。

テキストには、以下のリストに挙げたものを使用しました。

  (1) 暗算力(栗田哲也)

  (2) 計算名人免許皆伝(東京出版)

 

暗算トレーニングの一環として、長男と母親で、

以下のテキストに取り組んでもらいました。

鉛筆を使わずに、頭の中だけ解いてもらいました。

  (3) 面積迷路ベスト102(村上綾一)

 

  

 今回触れたテキストについては、いずれ書評を記したいと思います。

中学受験

中学受験するかどうか、首都圏に住む小学生の親の多くが、

悩むことだと思います。

一番上の子が、小学4年生になったので、

そろそろ真剣に考えなくてはいけない時期です。

 

私は、都内の私立中高一貫校出身ですので、中学受験を経験しています。

自分の経験から、中学受験のための学習、特に算数と国語の学習を、

小学生のうちに、特に低・中学年のうちに、真剣に取り組むことには、

大きな意味があると考えています。

スポーツでいうところのゴールデンエイジが勉強にもあって、

そこで真面目に取り組んだかどうかで、

その後の学力は大きく変わってしまうと思うからです。

 

一方で、小学6年生当時の私には、友達と一緒に公立中学校に通いたい

という気持ちが強くありました。

しかし、結局、私立中学校に通うことになりました。

現役で東大理1に合格したので、結果的によかったのかもしれませんが、

今でも、中学・高校時代にもっと良い経験ができたのではないか、

という思いがあります。

その思いが、社会人になってからの生き方に、

大きな影響を与えました。

 

現在、子供の教育については、

中学受験のための学習を、無理のない範囲で進めています。

暗算、図形問題などを中心に、標準的な問題に取り組んで、

脳のハードウェアまたはミドルウェアを作りこむイメージです。

しかし、友達と遊ぶ時間や、習い事の時間を犠牲にしてまで、

本格的に中学受験に取り組むかどうかは、決めかねています。

中高一貫校に通う以外にも、もっと良い選択肢があるのではないか、

という思いがあるからです。